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常伝導高電界加速技術に関するワークショップ開催 (2012.5.9)
4月18日(水)~20日(金)の3日間、KEKつくばキャンパスにおいて、放電科学と高電界加速技術に関する国際ワークショップが開催されました。このワークショップは、次世代型加速器のひとつであるCLIC(クリック:Compact Linear Collider)に必要な「常伝導高電界加速技術」を中心に、付随する物理現象や、この技術を基礎とする加速器について議論を行うもので、12か国から98名の研究者が参加しました。 ---続きを読む
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第1回加速器研究施設研究交流会 開催 (2012.4.16)
4月13日(金)、東海村のいばらき量子ビーム研究センターにおいて、加速器研究施設研究交流会が開かれました。技術系職員の交流会はこれまで3回開催されましたが、教員の交流会は今回が初めてです。各研究系1名、計7名の若手職員から日頃の研究活動が紹介され、活発な質疑応答がありました。 ---続きを読む
平成23年度退職記念講演 開催 (2012.4.6)
3月30日(金)、つくばキャンパス小林ホールにおいて加速器施設退職記念セミナーが開かれました。
松本浩氏「Boron Neutron Capture Therapy (ホウ素中性子捕捉療法)」
安東愛之輔氏「加速器ジプシーの叶わぬ夢」
可部農志氏「思い出話と教訓の言葉」
福田茂樹氏「PFとKEKB建設期のライナックRF源について」
鎌田進氏「つくば、加速器、39年」
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平成23年度加速器研究施設防災防火訓練 開催 (2012.3.30)
3月28日水曜日午後1時半、ATF加速器(アッセンブリホール)にて、平成23年度加速器研究施設防災防火訓練が行われました。
年度末の忙しい時期にも関わらず60余名の方が集まり、2班に分かれてそれぞれ、屋内消火栓の使用方法の説明を受けたり、ATFトンネル内に入って照明を落とした状態での避難訓練を行ったりしました。その後、屋外に出て能美防災の方の指導のもと消火器訓練を行い無事訓練が終了となりました。 ---続きを読む
J-PARCの国際協力について ~LHC入射器アップグレードのためのCERN-KEK共同研究~ (2012.3.8)
CERN(欧州原子核研究所)ではLHC実験のため2010年からLIU(LHC Injector Upgrade)プロジェクトを開始しています。これはLHCに入ってくるビームの強度と質を高め、ルミノシティの向上を目指すためのものです。LIUでは新たにLinac4と呼ばれる線形加速器を建設する他、既存のPSB、PS、SPSの3つの加速器の性能向上を行います。今回の共同研究はPSBとPSの二つのシンクロトロンのためのものです。 ---続きを読む

 J-PARC施設利用実験再開について (2012.01.20)
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、日本原子力研究開発機構(JAEA)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)が共同で建設・運営している、J-PARC(大強度陽子加速器施設、J-PARCセンター長:永宮正治)は、施設などに大きな被害を受けました。施設の復旧作業に取り組んできた結果、本年1月24日から施設利用実験を再開することになりましたのでお知らせします。 ---続きを読む
SuperKEKBプロジェクト開始記念式開催 各国から大きな期待 (2011.12.7)
11月18日(金)、KEK小林ホールにおいて「SuperKEKB開始記念式」が開催されました。この式典は、2014年度本格稼働を目指して現在準備の進められている新しいプロジェクト「SuperKEKB」のプロジェクト開始を記念して行われたものです。
SuperKEKBは、2008年に小林誠・益川敏英両氏のノーベル物理学賞受賞に貢献したKEK Bファクトリーの40倍の性能向上を目指すもので、測定器も高性能なBelle Ⅱ測定器に高度化されます。
式典には、世界17の国と地域から約80名の招待者を迎え、関係者を含め総勢約230名の参加者がありました。冒頭、鈴木厚人KEK機構長による挨拶が行われました。引き続いてBelle Ⅱ実験代表者のPeter Krizan リュブリャナ大学(スロベニア)教授とBelle Ⅱ実験エグゼクティブ・ボード議長の相原博昭東京大学教授の2名よりBelle Ⅱ実験とSuperKEKBに関する概要説明が行われました。相原教授は、SuperKEKBは日本学術会議で示される国家が推進すべきプロジェクトの一つであることを説明しました。 ---続きを読む

第3回 加速器研究施設 技術交流会 開催 (2011.10.26)
10月25日、KEKつくばキャンパスにおいて技術職員の方の業務内容の紹介を目的とした 第3回 加速器研究施設 技術交流会が開催されました。合わせて10件の報告があり、活発に質疑応答が交わされました。

高エネルギー加速器研究機構PF-AR南実験棟における電線焼損について (2011.10.3)
お知らせ 10月2日午後2時ごろ、PF-AR南実験棟地下1階において、コンパクトERL電子銃テスト用高圧電源に高電圧をかける試験を実施中に電圧が低下したため現場を確認したところ、高圧電線から火が出ているのを関係者が発見し、消火器により消し止めました。
火災発生現場は放射線管理区域内ですが、放射線発生装置である加速器室の外側であり、この火災による環境への影響はありません。また、加速器は運転停止中でした。
関係の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
高エネルギー加速器セミナー OHO'11開催 (2011.09.15)
今年も9月6日(火)から9月9日(金)にかけて、『高エネルギー加速器セミナー OHO'11』がKEKで開催されました。同セミナーは若手研究者の育成や、企業の研究者の加速器科学への理解を深めることを目的として、1984年以来毎年開催されているものです。 ---続きを読む
2011年 KEK一般公開が開催されました (2010.09.06)
去る9月4日(日)にKEK一般公開が開催され、今年は台風の影響が残る天候にも関わらず昨年を超える約3,536名のご来場を頂きました。
KEKの研究や施設に高い関心を持った多くの方々が設備や展示物を熱心に見学されていました。
http://openhouse.kek.jp/2011/
KEK一般公開開催 約3500名が来場
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石橋拓弥氏、島田美帆氏 日本加速器学会賞奨励賞を受賞 (2011.09.6)
去る8月2日、第8回日本加速器学会年会において第7回(2010年度)加速器学会賞授賞式が行われ、加速器研究施設 第三系 石橋拓弥氏、第七系 島田美帆氏 が奨励賞を受賞されました。
式典後には受賞講演が行われ、島田氏が受賞対象となった研究について発表を行いました。
加速器学会受賞発表ページ
・過去にトピックス掲載された関連記事
新しい線形加速器システムの実現により重イオンビームがさらなる大強度化へ - 石橋拓弥氏
蓄積リングで観測された進行方向のベータトロン振動 - 島田美帆 氏
ERL光源と電子ビームにより高エネルギーの光を発生させる手法を提案
石橋拓弥氏、島田美帆氏 日本加速器学会賞奨励賞を受賞(2011.9.15 掲載)
第8回日本加速器学会年会 開催 (2011.08.10)
日本加速器学会の主催による第8回日本加速器学会年会が、高エネルギー加速器研究機構、産業技術総合研究所、筑波大学、筑波技術大学および高エネルギー加速器科学研究奨励会の共催で、2011年8月1日より8月3日までの3日間に亘り、電力使用制限令下のつくば国際会議場で行われました。---続きを読む
鈴木機構長、加速器学会で特別講演 (2011.08.09)
8月1日(月)から3日(水)にかけて、つくば国際会議場(エポカルつくば、茨城県つくば市)で第8回日本加速器学会年会が開催されました。8月1日に行われた特別講演で、鈴木厚人KEK機構長が「加速器科学への期待」と題して講演を行いました。 ---続きを読む
J-PARCで加速器用超高性能磁性体コア量産に成功 ~被災の中から大強度化に向けて~ (2011.08.04)
茨城県東海村の大強度陽子加速器施設J-PARCにおいて、震災のため休止していた高周波加速空洞用の超高性能な金属磁性体コアの製造開発試験が再開され、大型の磁性体コアの量産に成功しました。これにより1日1枚の大型コアが順調に製造され、超高性能な磁性体を用いた高勾配加速空洞の試験に必要な枚数が揃いました。超高性能な大型コアにより、加速勾配を更に大幅に向上させることができます。加速空洞の高勾配化はJ-PARCの性能向上のみならず、将来の陽子・イオン加速器の小型化・費用削減に繋がります。---続きを読む
空洞製造設備運転開始記念式典 開催 (2011.07.15)
加速器研究施設が機械工学センターと共同で整備を進めてきました空洞製造技術開発施設が開発共用棟の中に完成し、2011年7月12日、運用開始記念式典が行なわれました。鈴木機構長、高崎研究担当理事、平山共通基盤研究施設長、生出加速器研究施設長、上野機械工学センター長によりテープカットが行なわれた後、鈴木機構長により、本施設の主要装置である電子ビーム溶接機のビームオンスイッチが押され、溶接の実演が行なわれました。---続きを読む
超伝導加速空洞の製造技術開発施設、運用開始 (2011.07.15)
7月13日(水)、KEKは空洞製造技術開発施設(Cavity Fabrication Facility: CFF)の運用を開始しました。この施設は、次世代型加速器であるリニアコライダー(直線衝突型加速器)、次世代放射光実験施設のエネルギー回収型リニアック(ERL)等の主要な構成要素である「超伝導加速空洞」の品質向上や量産化に向けた研究開発を推進するための研究開発施設です。特にリニアコライダーの開発には1万数千台の超伝導加速空洞が必要とされるため、その製造には量産技術を導入することが不可欠です。 ---続きを読む
KEK公開講座「スーパーBファクトリーで探る宇宙・素粒子の世界」開催される (2011.07.6)
6月18日(土)KEK公開講座2011が開催されました。KEK公開講座は、高エネルギー加速器研究機構の研究で蓄積された知見や加速器科学について一般の方に広く紹介し、興味や関心を持って頂くことを目的に毎年実施しているもの。今年度は年2回の実施予定があり、6月18日開催の公開講座は第1回目でした。
今回は「スーパーBファクトリーで探る宇宙・素粒子の世界」と題して、2014年度の本格稼働を目指し現在準備が進められているSuperKEKBに関連した2つの講義が行われました。 ---続きを読む
大強度・高品質陽子ビームの実現を目指して 〜加速器用高インピーダンス金属磁性体コアの製造に成功〜 (2011.06.27)
平成23年6月10日、J-PARC加速器グループは素粒子原子核研究所ハドロングループ、J-PARC低温グループ、物質構造研究所ミュオングループと協力し、磁場中熱処理を用いて加速器用高性能金属磁性体コアの製造開発に成功しました。金属磁性体コアは陽子ビームをシンクロトロンで加速するためにJ-PARCの高周波加速空洞で使われているもので、これにより従来のフェライトコアを用いた空洞の2倍以上の高い加速勾配が得られていました。今回の高インピーダンス金属磁性体コア開発は、この性能を更に飛躍させるもので、J-PARC加速器で進められているビーム強度増強計画の実現に必要不可欠なものです。---続きを読む

( リンク掲載 2011.6.27)
PF-ARで実験機器調整を開始 ユーザーにも協力依頼 (2011.06.15)
東日本大震災により運転停止していた放射光科学研究施設フォトンファクトリー アドバンストリング(PF-AR)にて6月6日一斉点検が行われ、全ての実験機器に放射光が到達したことを確認しました。5月23日に放射光の導入が確認されたフォトンファクトリーに続くもので、これによってPF-ARでも光学装置などの精密機器に放射光を通しながら調整が可能になりました。この機器調整では、試料に放射光を照射しながら様子を見る必要があるため、PF-ARでの利用経験のあるユーザーの協力を得ながら調整を行う予定です。---続きを読む
世界初、電子型ニュートリノ出現現象の兆候を捉える (2011.6.15)
ミュー型ニュートリノが飛行中に電子型ニュートリノへ変化する電子型ニュートリノ出現現象の発見を最大の目的とするT2K実験(東海-神岡間長基線ニュートリノ振動実験)で、震災前までに取得した全データを解析したところ、電子型ニュートリノに起因すると考えられる事象を6事象発見し、世界で初めて電子型ニュートリノ出現現象の兆候を捉えました。---続きを読む
細山謙二氏、赤井和憲氏が折戸周治賞を受賞 (2011.06.09)
6月5日(日)、KEKの細山謙二教授と赤井和憲教授の両氏が、第2回折戸周治賞を受賞しました。折戸周治賞は、平成基礎科学財団(理事長:小柴昌俊東京大学特別栄誉教授)が素粒子物理学に大きく貢献した故折戸周治東京大学教授の業績を記念して設けた賞で、衝突型加速器による素粒子研究あるいはそのための加速器研究においてすぐれた成果をあげた研究者に対して顕彰が行われるものです。 ---続きを読む

前列左から、赤井和憲KEK教授、細山謙二KEK教授、小柴昌俊平成基礎科学財団理事長、中畑雅行東京大学宇宙線研究所教授(第二回戸塚洋二賞受賞者)
ATF、直線加速器部分にビームが通ったことを確認 (2011.05.31)
KEKの先端加速器試験施設(Accelerator Test Facility: ATF)では去る3月11日(金)の震災発生以降、精力的に復旧作業が続けられて来ましたが、5月26日(木)夜間に直線加速器部分にビームを通す試験を行い、その下流部分までビームが通ったことが確認されました。
ATFは、国際リニアコライダー(ILC)の実現に向けた試験加速器で、次世代加速器に必要とされる「極小」で「平行度の高い」ビームの生成を目指した研究開発が進められています。 ---続きを読む
黒川眞一名誉教授、ロルフ・ヴィデレー賞を受賞 (2011.05.23)
黒川眞一KEK名誉教授が、ヨーロッパ物理学会加速器部会のロルフ・ヴィデレー賞を受賞しました。ロルフ・ヴィデレー(1902-1996)は、ノルウェー出身の加速器物理学者です。現在の加速器に多く用いられる交流型加速器を考案。また、ベータトロン、シンクロトロン加速器における強収束の原理や衝突型加速器などを考案し、加速器の発展に大きく貢献しました。このヴィデレー氏の名前を冠したヴィデレー賞は、ヨーロッパで世界加速器会議(IPAC)が開かれる年に、加速器分野において顕著な業績を上げた個人に贈られる賞です。 ---続きを読む

機構長コラム -震災によるKEKの被害状況と今後の復旧に向けて- (2011.05.10)
このたびの大震災に際して、世界各国の研究者や研究所の多くの方々から、心温まるご支援と励ましのメッセージを戴きました。心から感謝とお礼申し上げます。KEKは一日も早くもとの活気ある研究機関に復活すべく、全力を挙げています。皆様からの強い応援は、この困難な時期を乗り越える大きな勇気と活力の源となっております。
KEKのつくばと東海キャンパスは、震源地から約300km以上も離れていたにもかかわらず、震度6の大きな揺れに見舞われ甚大な被害を受けました。 ---続きを読む
新しい線形加速器システムの実現により重イオンビームがさらなる大強度化へ (2011.03.31)
東京工業大学・原子炉工学研究所では世界に先駆け、複数本の重イオンビームを1台の加速空洞で同時に加速するマルチビーム型RFQ(Radio Frequency Quadrupole:高周波四重極)線形加速器システムを開発しました。これにより加速器システムを大規模化することなく、従来のシステムでは到達できなかった100 mAを越える大強度ビームの生成を可能にしました。 ---続きを読む

( リンク掲載 2011.04.14)
先端科学に貢献する技術 - 平成22度KEK技術賞表彰式・発表会を開催 - (2011.03.08)
3月7日(月)、平成22度KEK技術賞の表彰式および発表会が開催されました。KEK技術賞は、「1)技術への取り組みが創造的である。2)技術の具体化への貢献、成果が顕著である。3)KEK の推進する研究計画への技術貢献が顕著である。4)技術伝承への努力が積み重ねられている」の4項目の基準で高評価を得た技術者に対して与えられるものです。 ---続きを読む

技術賞の受賞者たち
前列左から小菅氏、齊藤氏、田内氏、上利氏、神谷理事、大畠氏、内藤氏、岡田氏
第16回KEKB加速器レビュー委員会が開催されました (2011.02.14)
去る2011年2月7日〜9日、KEKつくばキャンパスにて第16回KEKB加速器レビュー委員会が開催されました。今回の委員会はスーパーKEKBが正式に認められてから初めての開催となり、KEKのプロジェクト成功に協力する為集まった世界各地の専門家達が委員に増員されました。 ---続きを読む
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菅井 勲氏、第25回国際原子核ターゲット開発世界会議賞を受賞 (2010.12.28)
2010年、9月の12日から17日にカナダ、バンクーバーにあるトライアンフ(TRIUMF)研究所で開かれた第25回国際原子核ターゲット開発世界会議で、KEKの研究員・菅井勲氏が会議賞を受賞しました。 ---続きを読む

KEKの先端薄膜ターゲット開発棟のイオンビームスパッタリング装置での菅井 勲氏
機構コロキウム 開催 (2010.12.13)
12月1日、KEKつくばキャンパス 小林ホールにおいて第45回機構コロキウムが開催されました。
国立大学法人東京大学宇宙線研究所 教授 福島正己氏、同研究所 特任助教 芝田達伸氏より「最高エネルギー宇宙線観測の最前線 − 1020電子ボルト宇宙粒子線を加速器電子ビームで較正する −」について講演され、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
(参照 : いよいよ稼働開始、テレスコープアレイ実験用宇宙線望遠鏡較正のための小型電子線形加速器 2010.09.29 掲載)
日本製9セル超伝導空洞、初めてILC要求仕様を満たす記録を達成 (2010.12.09)
11月25日(木)に、KEKの超伝導RF試験施設(STF)で行われた、国際リニアコライダー(ILC)用の超伝導加速空洞の縦測定試験で、ILCで要求されている要求仕様を満たす記録を国内初めて達成しました。今回試験を行った加速空洞は三菱重工業株式会社が製造した9セル加速空洞の13号機で「MHI-013」と呼ばれるものです。その結果、この空洞は、ILCで要求されているスペックである加速電界31.5MV/m、Q値>1×1010および加速電界 35MV/m、Q値>0.8×1010を国内で初めてクリアしたことが確認されました。最大の加速電界は36.2MV/mを記録しました。ILC実現最重要課題のひとつである、高性能な空洞の量産に向けて弾みがつきました。 ---続きを読む

( リンク掲載 2010.12.09)
お肌、宇宙、がん治療 - 様々な用途で活躍する加速器を紹介 KEK公開講座開催 (2010.12.09)
11月13日(土)と11月27日(土)にKEK公開講座が小林ホールで開催されました。
27日は「がんと闘う加速器」をテーマに、小磯晴代KEK加速器研究施設教授より、素粒子、原子核、物質、生命、宇宙など様々なサイエンスの分野を切り拓いた道具「加速器」の基礎とその性能をあげるための工夫について、また、平尾泰男東京大学名誉教授より、放射線医学総合研究所の重粒子線がん治療装置「HIMAC」を例に、加速器の医学応用とがん治療の展望について講義が行われました。 ---続きを読む
先端加速器シンポジウム 名古屋で開催 益川氏、鈴木機構長が参加 (2010.12.08)
2010年11月27日(土)愛知県名古屋市の 栄ガスビル ガスホールにて、先端加速器科学技術推進協議会(AAA)主催の 第3回先端加速器科学技術推進シンポジウム in 名古屋「先端加速器で解き明かす宇宙の謎 『Bファクトリー』から『リニアコライダー』へ」が開催され、鈴木厚人KEK機構長が講師として参加しました。 ---続きを読む
強い電磁場での物質や真空を探る KEKで研究会開催 (2010.12.02)
11月24日から26日の3日間、KEKの小林ホールにて国際会議 「International Conference on Physics in Intense Fields(強磁場の物理に関する国際会議)」が開催されました。KEKの加速器研究施設と理論センターが中心となり、関西原子力研究所、総合研究大学院大学、東京大学、広島大学、独ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(LMU)が共同で開催したこの会議は、レーザー物理学と素粒子原子核物理学の融合を目指し、超高強度レーザーで実現される強い電磁場のもとでの物質、さらには真空そのものの振る舞いについての研究推進を目的に開催されたもの。 100名を超す参加者があり、37の講演と14件のポスター発表が行われました。海外からも米国、英国、イスラエル、オーストリア、オーストラリア、中国、ドイツ、フランス、ロシアから多数の研究者が参加し、レーザープラズマ物理、素粒子原子核物理、宇宙物理、物性物理など多岐にわたる研究分野からのこの分野への大きな期待が示されました。 ---続きを読む
日本製9セル超伝導空洞、初めてILC要求仕様を満たす記録を達成 (2010.11.30)
11月25日(木)に、KEKの超伝導RF試験施設(STF)で行われた、国際リニアコライダー(ILC)用の超伝導加速空洞の縦測定で、ILCで要求されている仕様を満たす記録を国内で初めて達成しました。今回試験を行った加速空洞は9セル加速空洞の13号機で、「MHI-013」と呼ばれるもの。今年の10月半ばから縦測定のための準備を開始し、11月25日に1回目の縦測定(低温試験)を行いました。その結果、この空洞は、最大36.2MV/m(1メートルあたり36.2メガボルト)の加速電界を発生することが可能な空洞であり、かつ、31.5MV/mおよび35MV/mを発生させるのに必要な投入電力量が、ILCで要求される最低値をクリアしたということが確認されました。 ---続きを読む
環状結合型線形加速器の開発 (2010.11.25)
J-PARCにおいてKEKと日本原子力研究開発機構(JAEA)が協力して最初に製作し設置したのは線形加速器です。長さが約120mの装置で負水素イオンビームを約180MeV(1億8000万電子ボルト、光速の約50%のスピード)の運動エネルギーまで加速しています。ここまでのビーム加速には共振周波数324MHzの高周波四重極型線形加速器(RFQリニアック)とアルバレ型ドリフトチューブ線形加速器(Drift Tube Linac, 以下「DTL」)及び分離型DTL(Separated DTL, 以下「SDTL」)が使用されています。この先に環状結合型線形加速器(Annular-ring Coupled Structure linac, 以下「ACS」リニアック)を更に追加しビームエネルギーを400MeV(4億電子ボルト、光速の約71%のスピード)まで増加させ、より大きい電流のビームを後段のリングに打ち込む準備が進んでいます。ACSリニアックが実用化されるのは世界初です。この時、線形加速器の全長は約250mになります。そしてRCSリングでのビーム出力を目標の1MWまで上げられるようになります。 ---続きを読む

ACS(Annular-ring Coupled Structure)加速モジュール全景
( リンク掲載 2010.11.25)
KEKB加速器の偏向電磁石をエアーパレットで搬出 (2010.11.11)
現在、KEKB加速器の高度化に向けた解体作業が着々と進められておりますが、11月9日(火)には、KEKB陽電子リングアーク部に設置されていた偏向電磁石の搬出作業が開始されました ---続きを読む
KEKB加速器の電磁石搬出開始 記念式を実施 (2010.11.02)
10月28日(木)、KEKB加速器の高度化に向けて開始された解体作業の一環として、トンネル内に設置されている電磁石の固定ボルトを緩める「KEKB電磁石搬出開始記念式」が行われました。これは、これから本格的に作業が開始される電磁石搬出等の解体作業の安全を祈願して実施されたものです。 ---続きを読む

ERL光源と電子ビームにより高エネルギーの光を発生させる新しい手法を提案
cERL光源を短パルス軟X線光源へ (2010.10.19)
島田美帆助教(KEK加速器研究施設)と羽島良一(JAEA量子ビーム応用研究部門)グループリーダーらの研究グループは、コヒーレント放射光と電子バンチとの逆コンプトン散乱により軟X線からγ線領域の光を得る新しい手法を提案しました。 ---続きを読む
第2回 加速器研究施設 技術交流会 開催 (2010.10.15)
10月14日、KEKつくばキャンパスにおいて技術職員の方の業務内容の紹介を目的とした 第2回 加速器研究施設 技術交流会が開催され、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。

IPAC10 仁科記念講演 〜From TRISTAN to B-Factory〜 (2010.10.07)
TRISTANは日本最初のビームコライダーである。建設は1981-1986年。最高エネルギーは32GeV電子+32GeV陽電子であり、当時世界最高を誇った。 KEK(当時は高エネルギー物理学研究所)は、1971年国立の大学共同利用機関第1号として筑波に創設され、研究活動の基盤施設となる12GeV陽子シンクロトロン(KEK-PS)の建設も同時に始まった。しかしKEKが実現したのは、研究者グループや行政当局による長年にわたる議論の末のことであり、この間に基盤となる加速器計画も紆余曲折を経ることとなった。実際研究者グループが最後に提案したのは、当時としては世界最先端となる40GeV陽子シンクロトロン(建設予算約300億円)であったが、結局は予算規模が約1/4に縮小され、12GeV(当初の設計値は8GeV)の加速器施設となった(内容的には異なるが、このエネルギーの陽子シンクロトロンが約40年後にJ-PARCとして実現している)。 ---続きを読む

( リンク掲載 2010.10.08)
韓国J-PARCユーザーセンターとの協力に関する覚書の締結及びCKorJ-PARC日本事務所の設置について(お知らせ) (2010.10.05)
『韓国J-PARCユーザーセンター(センター長 Prof. Je-Geun Park)』(Center for Korean J-PARC Users/以下、「CKorJ-PARC」という。)と、独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 鈴木篤之)及び大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(機構長 鈴木厚人)との共同運営組織である『J-PARCセンター(センター長 永宮正治)』は、平成22年10月1日付けで、「J-PARCの関連研究分野における協力活動を開始するための覚書」を締結しました。
また、CKorJ-PARCは、日本における韓国J-PARCユーザーの支援を一元的に行うため、いばらき量子ビーム研究センター(茨城県東海村)に、日本事務所を設立しましたのでお知らせします。 ---続きを読む
蓄積リングで観測された進行方向のベータトロン振動 (2010.09.30)
分子科学研究所極端紫外光放射光施設(UVSOR-II)は愛知県岡崎市にあり、電子エネルギー750MeV・最大電流300mAの中型の蓄積リングです。高エネルギー加速器研究機構のPhoton Factoryに比べて放射光のエネルギーが低く、テラヘルツから極端紫外光までの波長範囲をカバーします。蓄積リングには珍しい自由電子レーザー(FEL)が稼働しており、可視光を中心に利用実験に使われているほかに、通常の放射光と組み合わせたポンプ・プローブの実験など、独自性の高い研究が行われています。2005年にはおよそ100フェムト秒(1フェムト秒=1000兆分の1秒)のパルス長のチタンサファイアレーザー(1ピコ秒=1兆分の1秒)を導入し、レーザーバンチスライスと呼ばれる実験を開始しました。 ---続きを読む

UVSOR-IIのレーザーバンチスライスのシステムの外観図
いよいよ稼働開始、テレスコープアレイ実験用宇宙線望遠鏡較正のための小型電子線形加速器 (2010.09.29)
テレスコープアレイ(Telescope Array; TA)実験とは、北米・ユタ州のソルトレイク市から約200km離れた砂漠地帯で2008年4月から常時観測が開始された、約10^18 eV以上の極高エネルギー宇宙線(Ultra High Energy Cosmic Ray ; UHECR)観測実験です。UHECRは人類が観測している最も高いエネルギー領域の第一次宇宙線です。しかしUHECRが宇宙のどこで発生したのか、加速機構は何か、化学組成は陽子なのか、それとも鉄のような原子核なのか、そして理論的に予想されるエネルギーの上限(GZKカットオフ効果)はあるのか等、基本的情報の殆どがまだ分かっていません。
---続きを読む

FDステーション屋上から見た小型電子線形加速器(ELS)サイトの様子
( 掲載 2010.10.01 宇宙線望遠鏡(TA)較正のための小型電子線形加速器、米ユタ州で稼働開始)
グローバル・フォトウォーク@KEK 結果発表 (2010.09.28)
グローバル・フォトウォークKEK賞選考委員会は、去る8月7日(土)に世界の5つの素粒子物理研究所が同時開催した「グローバル・フォトウォーク」のKEKにおける入賞作品を決定いたしました。 ---続きを読む
第1回ILCベースライン・アセスメント・ワークショップ開催 (2010.09.27)
9月7(火)~10日(金)の4日間、KEKで第1回ILCベースライン・アセスメント・ワークショップが開催されました。 ---続きを読む

台湾放射光施設TPSの蓄積リングにKEKB超伝導空洞の採用が決定 (2010.09.15)
台湾放射光研究センター(NSRRC)は既存の放射光施設(TLS: Taiwan Light Source)に併設する3GeVの第3世代放射光施設(TPS: Taiwan Photon Source)の建設を開始した。その電子蓄積リングの高周波加速にKEKB型超伝導加速空洞の採用を決め、本年5月に三菱重工業株式会社と3台の空洞製造契約を取り交わした。2012年の完成納入を予定している。TPSは既存のTLSに隣接して建設される第3世代放射光施設であり、3GeV、最大500mAの電子ビーム蓄積を目指す。 ---続きを読む

( 掲載 2010.9.17)
高エネルギー加速器セミナー OHO'10開催 (2010.09.01)
今年も8月31日(火)から9月3日(金)にかけて、『高エネルギー加速器セミナー OHO'10』がKEKで開催されました。同セミナーは若手研究者の育成や、企業の研究者の加速器科学への理解を深めることを目的として、1984年以来毎年開催されているものです。 ---続きを読む

2010年 KEK一般公開が開催されました (2010.09.06)
去る9月5日(日)にKEK一般公開が開催され、今年は約3,300名の来場者がありました。
KEKの研究や施設に高い関心を持った多くの方々が設備や展示物を熱心に見学されていました。
http://openhouse.kek.jp/2010/
KEKつくばキャンパス一般公開
※Flash非対応webアルバムはこちらです。
グローバル・フォトウォーク@KEK オンライン投票開始のお知らせ (2010.09.02)
去る8月7日(土)に行われた「グローバル・フォトウォーク@KEK」 のオンライン投票を9月2日(木)より開始しました。みなさんの投票で「一般投票部門作品」を選んでください。 ---続きを読む
第4回サマーチャレンジ開催 (2010.09.01)
「大学生のための素粒子・原子核、物質・生命スクール(サマーチャレンジ)」が8月21日から開催され、39の大学から3年生を中心に90人が参加しました。今年で4回目のサマーチャレンジですが、今年から「素粒子・原子核コース」に加え、「物質・生命コース」が新設され、「素粒子・原子核コース」は、 29日までの9日間、「物質・生命コース」は、26日までの6日間のスケジュールで開催されました。 ---続きを読む

J-PARC施設一般公開 (2010.09.01)
J-PARC施設公開が8月28日(土)に行われました。これは日本原子力研究開発機構(JAEA)東海研究開発センターの施設見学会・実験教室とあわせてKEK・JAEA共同事業で毎年開催されているもので、全体で約3,700名の来場者がありました。 ---続きを読む

J-PARC webの一般公開記事はこちら
KEK電子陽電子入射器による3リング同時トップアップ入射の実現 (2010.08.30)
KEKつくばキャンパスでは、高エネルギー物理学実験のためのKEKB電子・陽電子リング(周長約3 km)、放射光利用実験のためのPF(周長187 m)およびPF-AR(周長377 m)リングが稼働しています。KEKの電子陽電子入射器は全長約600 mの線形加速器であり、これら4つのリング型加速器へ電子あるいは陽電子ビームを供給しています。入射器の最下流はビームスイッチヤードと呼ばれ、その名の通り鉄道の操車場のようにビームを振り分け、それぞれのリングへビームを入射しています ---続きを読む
機構コロキウムにて益川敏英氏の講演会を開催 (2010.08.24)
8月21日に機構コロキウムが開催され、2008年にノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長の益川敏英氏が「現代科学と社会~高度に発展をした現代科学とどう付き合うか~ 」と題した講演を行いました。 ---続きを読む

グローバル フォトウォーク@KEKを開催 (2010.08.17)
8月7日(土)に、グローバル・フォトウォーク@KEKが開催されました。このフォトウォークは、世界の素粒子物理の広報ネットワークである「Interactions.org」が企画したもので、今回が初めての試み。世界の5つの加速器研究所(米国立フェルミ加速器研究所、欧州合同原子核研究機関(CERN)、ドイツ電子シンクロトロン研究所、カナダ TRIUMF研究所、KEK)で同じ日に開催されました。中学生から60代まで幅広い年代の約40名が参加し、思い思いにシャッターを切りました。
今回撮影された写真は、KEKのWeb上での一般投票及び9月5日(日)に開催されるKEKの一般公開にて行われる一般投票と、KEK研究者・写真家らによる審査を行い、KEK賞3作品を選出します。選出された写真は、Interactions.orgのウェブサイトで公開し、一般投票等によって「グランプリ」作品を決定します。グランプリの発表は今年10月中に行われます。また、グランプリ作品と、各研究所の大賞作品による展覧会を世界各国で行う予定です。
(外部情報リンク) ASCII.jp グローバルフォトウォーク@KEKレポート

東海・つくばキャンパス一般公開のお知らせ (2010.07.26)
陽子・陽電子蓄積リングにおける電子雲不安定性対策の研究開発 (2010.07.13)
陽子や陽電子ビームが蓄積されているリングでは、ビームパイプ内面から放出された電子(光電子や二次電子)がビーム軌道方向に引き付けられ、ビーム軌道の周辺に電子の集団が形成されることがあります。これを"電子雲(Electron Cloud)”と呼んでいます。電子雲の密度が高くなると、周回しているビームと相互作用を始めます。すなわち、あるバンチの"揺らぎ”が電子雲を介して後続のバンチ(あるいは自分自身のバンチ)に力をおよぼしてしまいます。これが電子雲不安定性と呼ばれるものです。この不安定性は、バンチの垂直方向サイズの増大などを引き起こし、加速器の性能に悪影響を及ぼします。この不安定性は、低エミッタンス・大強度を目指す近年・将来の陽子・陽電子蓄積リングでは大きな問題となっています。。 ---続きを読む

レーザーとプラズマ加速器研究会、KEKで開催 (2010.07.08)
6月30日(水)、1日(木)の2日間、KEKで「レーザーとプラズマ加速器研究会」が開催されました。
KEKでは将来加速器に向けた研究開発を強化するため、具体的な研究開発の検討を開始しました。基礎研究段階にある様々な新技術について検討を行い、今後の研究開発の方向性を定めていきます。今回の研究会は、飛躍的な加速勾配※の向上が期待される「レーザー・プラズマ加速技術」について大学、研究所および産業界から51名が参加し、国内外における研究開発の動向や国内の大学・研究所で先行して行われている技術開発の紹介や研究を推進するための協力のあり方などについて、有意義な議論が交わされました。 ---続きを読む
第10回ATF2プロジェクトミーティング、KEKで開催 (2010.07.08)
2010年6月30日(水)から7月2日(金)の3日間にわたり、KEKで「第10回ATF2プロジェクトミーティング」が開催されました。本ミーティングには、欧州、アジア、米国の各国から、ビデオ会議システムでの参加者を含め51名の研究者が参加しました。 ---続きを読む
KEKB・ Belle終了セレモニー開催 (2010.07.06)
6月30日(水)8時45分、つくばキャンパスKEKBコントロール棟にてKEKB・ Belle終了セレモニーが行われ、Belleの外国研究機関代表者であるハワイ大学のトーマス・ブラウダー教授、鈴木厚人機構長、 史彦 理事、生出勝宣加速器研究施設長、山内正則素粒子原子核研究所副所長の挨拶の後、Belle検出器によるデータ収集を終了、午前9時ちょうど、鈴木機構長により KEKB加速器最後のビームをアボート(打ち切り)するボタンが押されました。ビームアボート後、小磯晴代加速器第四研究系研究主幹よりこれまでのKEKB加速器の歴史と今後のスーパーKEKB建設への意欲について挨拶があり、セレモニーは幕を閉じました。
1998年に運転を開始したKEKB加速器は、グループの地道な努力により徐々にその性能を向上し、設計値の倍以上となる2.1×10 34cm-2/s-1の世界最高ルミノシティを達成するとともに、昨年には実験開始以来の積分ルミノシティが1/abを越えるという、前人未踏の記録を達成しました。
Belle実験は、KEKBの産み出した大量のデータを用い、B中間子系のCP対称性の破れの発見によって小林益川理論を証明するなどの数多く成果を出し、小林先生、益川先生のノーベル物理学賞受賞に大きく貢献することができました。
セレモニー終了後、コントロール棟会議室にて最後のコミッショニングミーティングが行われました。
KEKB加速器/Belle測定器の運転停止について
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北海道大学と高エネルギー加速器研究機構が連携協力協定を締結
― 日本中の研究者が活用できる触媒の構造・機能解析システム発展に寄与 ― (2010.07.01)
国立大学法人北海道大学(以下、北海道大学 総長 佐伯 浩)と大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(以下、KEK 機構長 鈴木 厚人)は、我が国の学術研究と教育の発展、加速器科学技術の向上に新たな重要な役割を果たすことを目的とし、2010年7月1日に連携協力協定を締結しました。 ---続きを読む
KEKB加速器の高度化について (2010.06.25)
文部科学省は22日、最先端研究基盤事業による補助の対象となる研究計画を発表しましたが、この中で3年の実施期間によってKEKB加速器の高度化を行うことが決定されました。
KEKはこの事業でルミノシティの世界記録を持つKEKBをさらに高いルミノシティを達成することが出来るコライダーへとアップグレードします。これによって、新しい物理が重いフレーバーの崩壊にもたらす影響を高い精度で調べることが可能となり、LHCと相補的な測定によって新しい物理の発見と解明を目指す研究計画がスタートします。
第5回POSIPOLワークショップ、KEKで開催 (2010.06.10)
2010年5月31日(月)から6月2日(水)の3日間にわたり、KEKで「第5回POSIPOLワークショップ」が開催されました。この会議は、 2006 年より毎年開催されている国際ワークショップで、日本での開催は今回が2回目。次世代の電子・陽電子直線衝突型加速器である国際リニアコライダー(ILC) 計画 およびコンパクト・リニアコライダー(CLIC) 計画を念頭に、偏極陽電子源についての検討を行うことを目的に開催されているものです。 ---続きを読む
第1回世界加速器会議、京都で開催 (2010.06.09)
2010年5月23日(日)から28日(金)の6日間にわたり、京都国立国際会館で、初めての開催となる「世界加速器会議(International Particle Accelerator Conference: IPAC'10)」が開催されました。この会議は、これまで北米、欧州、アジアの3地域で別々に開催されていた3つの加速会議を、ひとつの国際会議に統合した会議の第1回目。世界各国より加速器物理に関わる研究者が1300名近く参加しました。「IPAC'10が成功に終わったことにより、新しい国際会議のシリーズである、IPACシリーズが名実ともに確立したと思います」と、今回の会議で名誉議長を務めた黒川眞一KEK名誉教授は話します。「2013年に開催される上海のIPAC'13を始め、今後開かれるアジアにおけるIPACが1000名を超える参加者を持つ本格的な加速器国際会議となるという確信を持つことができました」(黒川氏)。 ---続きを読む
高勾配加速システムの実現と更なる高勾配化へ (2010.06.07)
KEKでは日本原子力研究開発機構(JAEA)と協力し、世界に先駆けて陽子加速器のための高勾配加速システムを開発しました。このシステムは現在J-PARCでの運用が進められています。加速システムは加速器の“心臓”にあたる部分であり、加速器の性能を左右する重要な部分です。今回開発された加速システムは従来のシステムで実現できなかった3つの点を可能にしました。それが従来の加速勾配を2倍以上上回る加速勾配、同一システムでの2次高調波の混合、ナノ秒以下でのビームの安定性です。更に、これらの性能を向上させるため、磁性材料の改良と開発が進められています。それにより、ビーム強度の増強と加速器の性能向上が期待されています。 ---続きを読む
IPAC10 KEK・J-PARCラボラトリーツアーを開催 (2010.06.03)
IPAC10最終日の5月31日、KEKつくばキャンパスとJ-PARC東海キャンパスを見学するツアーが開催されました。
京都からつくばへやって来た参加希望者約20名を乗せたバスは、午前中にKEK、午後にJ-PARCの各所を巡り、各施設や設備などを見学し、KEKやJ-PARCの研究者に質問を投げかけるなど終始興味深く真剣な様子でした。
http://ipac10.org/

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2009年度退職者 退職記念セミナーを開催 (2010.03.24)
3月23日、つくばキャンパスにて加速器研究施設退職記念セミナーが行われました。
加速器研究施では、三十年以上という長きに渡り加速器分野の最前線で並々ならぬご尽力を賜りました下記の8名の方が2010 年3 月31 日で定年をお迎えになります。
退職者: 春日俊夫、高野進、二宮重史、野口修一、光延信二、山崎良成、吉岡正和、馬場芳子 各氏
記念セミナーでは、野口修一、光延信二、山崎良成、吉岡正和 各氏の講演が行われ、KEKでの研究活動の軌跡と将来のKEKの進むべき道に向けての先輩としてのアドバイス等に、沢山の参加者が熱心に耳を傾けていました。
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平成21度KEK技術賞表彰式・発表会を開催 (2010.03.03)
3月1日、構内にて平成21度KEK技術賞の表彰および発表会が行われました。加速器研究施設からは下記2名の方々が受賞されました。
・「EPICS on F3RP61の開発と応用」 加速器研究施設加速器第四研究系 技師 小田切淳一氏
・「J-PARC Main Ringのシステムコミッショニング」 加速器研究施設加速器第一研究系 技師 大越隆夫氏
---続きを読む

技術賞の受賞者たち。前列右から物構研・牧村氏、共通基盤・工藤氏、鈴木機構長、物構研・下ヶ橋氏、大越氏。
KEKB・Belle 積分ルミノシティ1000fb-1達成記念セレモニーを開催 (2010.02.23)
2010年2月18日、KEK3号館セミナーホールにおいて、KEKB・Belle 積分ルミノシティ1000fb-1達成記念セレモニーが開催されました。
セレモニーは約100名の来場者のもと、鈴木機構長による開会の挨拶で始まり、高谷浩樹文部科学省量子放射線研究推進室長、KEKBのレビュー委員会の委員長を務められたトーマス・ジェファーソン国立加速器施設のアンドリュー・ハットン博士、Belle PACの委員長を務められた中田達也欧州原子核合同研究機関(CERN)研究員による来賓挨拶、及び小林誠特別栄誉教授の挨拶があり、1000fb-1達成のお祝いや次期計画であるスーパーKEKBへの期待のコメントなどが寄せられました。その後、生出勝宣加速器研究施設長と山内正則素粒子原子核研究所副所長の講演が行われ、最後にKEKBファクトリー実験を立ち上げた高崎史彦理事による「Bファクトリー計画の昔話」と題した講話が行われました。会場からも当時の思い出話が飛び交うなど、盛況のうちに幕を閉じました。 生出施設長講演資料 (ppt 23.8MB) (pdf 21.1MB)

The 15th KEKB Accelerator Review Committee 開催 (2010.02.18)
2月15日〜17日、KEKつくばキャンパスにおいて第15回 KEKB加速器レビュー委員会が開催され、KEKB加速器の研究開発についてのレポートに、海外からの視察を含めた多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。

CERN LHCプロジェクト前リーダー Lyn Evans氏が講演 (2010.02.4)
欧州合同原子核研究機関(CERN)LHCプロジェクト前リーダーのLyn Evans氏の講演会が1月27日に高エネルギー加速器研究機構にて行われました。LHCは世界最高エネルギーまで加速した陽子同士を衝突させて新しい現象の発見を目指す素粒子物理の最前線の研究ですが、2008年9月の運転開始直後に加速器のトラブルのため2009年11月まで運転を休止していました。今回の講演では、2008年12月までCERNのLHCプロジェクトリーダーを務めたEvans氏が運転再開後の第1回コミッショニングの経験と将来計画について話し、140人を超える聴衆が熱心に耳を傾けていました。
第9回大強度陽子加速器における原子核素粒子共同利用実験審査委員会を開催 (2010.01.21)
1月15〜17日、KEKつくばキャンパスにおいて、第9回J-PARC実験課題審査委員会(PAC)が開催されました。今回は海外から8名を迎え、4月からの新委員を含む20名の新旧合同委員会としての開催です。---続きを読む
アジア連携加速器科学ワークショップ、北京で開催(2010.01.18)
12月22〜23日、「アジア連携加速器科学ワークショップ(JAAWS:the Joint Asian Accelerator Workshop)が、北京の中国科学院高能物理研究所(IHEP)で開催されました。このワークショップは、加速器科学の今後の展開と応用において、アジアとしての連携を図ることを目的としたもので、今回が初めての開催。加速器計画に対する社会的な認知を深めていくためには、加速器科学がもたらす直接的な成果も最大限社会へ還元していくべきである、という共通認識が開催の背景となっています。---続きを読む
KEKB/Belleが1000 fb-1蓄積達成(2009.12.16)
KEKBにおいて、その物理検出器であるBelleが蓄積した全積分ルミノシティが2009年11月29日に、当初からの目標であった1000 fb-1に到達しました。
Belle測定器は1999年の5月にKEKB加速器に組み込まれましたが、それ以来およそ10年半の運転期間を経て、この記録が達成されました。KEKBはピークルミノシティでも世界記録を持っていますが、この積分ルミノシティも世界記録の更新です。図は、この積分ルミノシティの記録達成までの履歴を示しています。比較的順調に記録が達成されたようにも見えますが、実際は真空機器などの様々な故障を乗り越えてビーム電流を増やす努力や、電子雲の問題に対処するために陽電子リングの全周にソレノイドコイルを設置する等、様々な努力の結果、今回の記録が達成されました。また、積分ルミノシティを高めるためには、ピークルミノシティを上げるだけではなく、マシンの故障頻度を低くすることやビームロス等をせず安定に長くビームを保つことも重要です。この意味で、この積分ルミノシティの記録は、施設などの加速器の運転を支えるグループや入射器なども含むKEKBに関わった全ての人達の努力の成果です。
(▲機構web に掲載有)

J-PARC/RCSが300 kWの1時間連続運転に成功(2009.12.11) J-PARCの3 GeVシンクロトロン(RCS)は、2009年12月10日の10:45から11:45ま での1時間、ビームパワー300 kWの陽子ビームを物質生命科学研究施設(MLF) に供給する試験運転に成功しました。ビームロスの低減などの課題があります ので、共同利用運転はこれまでと同様に100 kW相当で継続する予定ですが、今 回の成果は、目標としている1 MWの実現に向けた大きな前進と言えるでしょ う。下図は、MLFにおける利用者用のモニタ画面で、中性子ターゲットの上流 で測定されたビーム出力の時間変化(1時間、1日、1週間)を示しています。
中性K中間子ビームの生成を確認
− J-PARC ハドロン実験施設 KLビームライン −(2009.12.7)
E14(実験責任者:山中卓 大阪大学理学研究科教授、略称KOTO)の実験チームは、今回、J-PARCハドロン実験施設のKLビームラインからの二次粒子ビーム中に中性K中間子が生成されていることを確認しました。 ---続きを読む
J-PARC/RCSで120 kWの定常運転を開始(2009.11.12) J-PARC施設の3 GeV シンクロトロン(RCS)は、2009年11月10日より、物質生命科学研究施設(MLF)の共同利用実験のために、陽子ビーム強度120 kWの定常運転を開始しました。
このビーム強度は、2006年3月までつくばキャンパスにおいて中性子・ミューオンの発生施設として稼働していたブースターリングの約40倍の強度に相当します。
図は、RCSの電流モニタ(DCCT)で測定された周回ビームのビーム強度です(ここでは107kW)。比較のために2009年10月の運転におけるビーム強度(約20kW)も示してあります。

PF-ARでの研究成果を紹介する記事が Physical Review Focusに掲載 (2009.10.29) KEK加速器研究施設の谷本育律研究機関講師、本田融准教授、坂中章悟准教授の研究チームによる最新の研究成果が10月26日付けで Physical Review Focus に紹介されました。Physical Review Focus は全 Physical Review 誌に新規に投稿された論文の中から、教育的価値や一般的興味の高い論文を抜粋して紹介するオンライン誌です。 ---続きを読む
第4回低電力高周波源に関する国際会議(LLRF09)を開催 (2009.10.26)
第4回低電力高周波源に関する国際会議(LLRF09)が高エネルギー加速器研究機構つくばキャンパスにて2009年10月19日から22日に開催されました。ビーム加速に使われている高周波源の制御(低電力高周波源(LLRF))を中心とした国際会議で、隔年で開催されています。海外から90名、国内から30名が参加し、45件の口頭発表と33件のポスター発表が行われ、最終日にはJ- PARCへの見学ツアーを行いました。 ---続きを読む
2009年 一般公開 が開催されました (2009.9.9)
去る9月6日(日)に一般公開が開催され、今年は約3,900名の来場者がありました。
KEKの研究や施設に高い関心を持った多くの方々が設備や展示物を熱心に見学されていました。

[拡大図 752KB]
KEKB加速器でのルミノシティ最高記録を達成しました (2009.6.18)
ピークルミノシティ 2.1083 x 1034 cm-2 s-1 (2009.6.17 17:12)
一日当たりの積分ルミノシティ 1.4794 /fb達成 (2009.6.14)
電子・陽電子入射器LINACから、3リング同時入射に成功 (2009.4.24)
LINACは通常、KEKBのHER、LER、放射光のPF、PF-ARの4リングへ、1秒間に最大50パルスの電子または陽電子を入射しています。今回はこのうちHER(電子8GeV、1nC)、LER(陽電子3.5GeV、1nC)、PF(電子2.5GeV、0.1nC)の3リングに対して、パルス毎に異なるリングへの入射を実現しました。これにより、この3リング全てでTop-up入射が可能となりました。 下図は、矢印の期間PF、HER、LER3リングで同時に蓄積電流が一定に保たれている様子です。

J-PARCで陽子ビームのニュートリノビームライン、標的への取り出しに成功(2009.4.23)
J-PARC施設は、2009年4月23日19:09にニュートリノターゲットまでのビーム輸送に成功しました。J-PARCメインリング(MR)で30 GeV に加速された陽子ビームは、速い取り出しシステムによってMRから取り出され、超伝導電磁石を含むビームラインを通って、ニュートリノターゲットに衝突しました。今後は、さらに調整を進めて、大強度ニュートリノビームを300km離れたニュートリノ観測施設スーパーカミオカンデに向かって打ち出す実験を推進します。

J-PARC最終段加速器での陽子ビーム加速とハドロン実験施設への入射に成功 (2009.1.28)
50GeVシンクロトロンで30GeV(300億電子ボルト)まで陽子ビームを加速し、ビーム利用実験施設のひとつである原子核・素粒子実験施設(ハドロン実験施設)への入射に成功しました。
先端加速器試験装置でATF2ビームラインが運転を開始(2009.1.9)
先端加速器試験装置(ATF)において、ナノメートルレベルでの先端的電子ビーム開発研究を行うATF2ビームラインの建設を進めてきましたが、建設作業が完了し、このたび本格的なビーム運転を開始する運びとなりました。
J-PARCで陽子ビームを30GeVまで加速に成功!(2008.12.23)
J-PARC MRでは、2008年12月22日よりビーム加速調整に入っていましたが、12月23日17:34に30GeV加速とそのアボートラインへの取り出しに成功しました。
平成20年度KEK公開講座 開催報告
10月18日(土)と10月25日(土)に、筑波大学春日キャンパスにおいて公開講座を開催しました.今年で13回目となる今回の講座では、「加速器科学の新展開」をテーマに、最先端の加速器研究や、加速器を使った素粒子研究、また、素粒子や放射光を使った物質研究とその利用応用について、加速器と加速器を使った研究の現在と将来展望が紹介されました。(2008.10.18,25)
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